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特定外来生物 ツマアカスズメバチ  北九州での営巣を確認から2カ月…… [日常、徒然なるままに。]

こんばんは、しばてん。です


パリで発生した同時多発テロの続報があとからあとから飛び込んで来ていますね……
普通の景色が、一瞬で戦場のようになった、と。
もう本当に悪い夢であればよかったのに、と思わずにはいられません。

争いのない世界 ー理想論ですがー が、とても貴重なものなのだと、
改めて思い知らされました。

犠牲になられた方々や、関係者の皆様、
今もこの世界の其処此処で命の危険に晒されておられる沢山の方たちに
1日もはやく平和と心の安寧が訪れますように、願ってやみません……










2カ月前の2015年9月に。
特定外来生物のツマアカスズメバチが、
福岡県北九州市で発見されたのですが。


2013年、対馬で初めて営巣が確認されてから2年。
(ただし対馬での定着は2012年頃からではないかとの見解)
2015年に九州最北端の街で営巣が確認。


インドネシアのジャワ島で生まれたこのスズメバチ。
全体的に黒いのですが、お腹の先端から赤みを帯びた色彩の為、
この名前がついたそうです。

分布はアジア全域で。
西はパキスタン、東は中国南部や台湾にかけて広く分布。
フランスにスペイン、日本(対馬)や韓国に外来種として移入分布。
2012年にはポルトガル、ベルギー、ドイツにまで生息圏が広がっている為、
イギリスに到達するのも時間の問題とみられている。


女王蜂は体長30mmほどの大きさになるが、
日本に昔から居るスズメバチとそこまで大きさに違いはない。
国内最大のオオスズメバチで40mmほど。

都市部での生息も可能であることが、本来生息していなかった地域への
爆発的な広がりを見せることになった原因とみられる。


他のスズメバチ同様に肉食。
幼虫の餌にするために、さまざまな昆虫ーハエやミツバチ、トンボなどを捕獲します。
特にミツバチを好んで捕食するため、対馬の日本伝統の養蜂を行っている
養蜂家の方々のところの被害は甚大。
対馬にツマアカスズメバチの天敵となる生物がおらず、大好物のミツバチをどんどん捕食する為、
生態系が完全に崩壊してしまう危険性があります。

そして、既に九州に侵入していることもあり、
迅速な対応を取らなければ驚異的な繁殖力により日本列島全域への拡大が懸念されます。

そして各地のミツバチがこのスズメバチの被害を受ければ、
ただでさえ減少しているミツバチがさらに少なくなり、
養蜂業はもとより農作物への影響が深刻なことに。
ミツバチに受粉を任せている農作物が受粉出来なくなり結実しないー。
または人間の手で受粉させなくてはいけなくなると、
受粉に偏りが生まれ果実の奇形が生まれる確率が高まり、
経済被害も甚大なものとなるでしょう。



そして、都市部でも生息出来るツマアカスズメバチ。
本来は10メートル超の樹木の高い枝に巣を作ることから、
高層ビルの高層階でも営巣可能で、人への被害も増えることでしょう。

台湾、マレーシア、インドネシアでは刺傷によって死者も出ているそうです。



研究者によると、ツマアカスズメバチのこれ以上の生息域分布をさせない為には、

「これ以上入りこませない」ことと、「発見したらすぐに駆除!」

することが肝要だということです。



もし、貴方の周りでツマアカスズメバチや巣を発見された場合、
すぐに地域の役所や役場に御連絡を!


外来生物に弱い日本土着の生き物たちー生態系を守るためにも、
これ以上の外来種の繁殖には御遠慮頂くしかないでしょうー。


さて、ワタシには何が出来るのでしょうか……?







wikipediaより引用

Vespa_velutina_up.JPG

By Siga (投稿者自身による作品) [GFDL (http://www.gnu.org/copyleft/fdl.html) or CC BY-SA 3.0 (http://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0)], via Wikimedia Commons




Sarang_Tebuan_Haji.JPG

By Tu7uh (Own work) [CC BY-SA 3.0 (http://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0)], via Wikimedia Commons

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