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マダニ。 [日常、徒然なるままに。]

毎日あっついですね……
どうもこんにちは、しばてん。です。


毎年この時期になると思い出すことがあります。
十年一昔。
こうして改めて考えると結構前のことではあるのですが……

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ちょっと郊外……というか、山に近い住宅地の結構広めの道路で、迷子のわんこを保護しまして。
車道にいたのでこりゃ危ない、と慌てたんです。
夜だったし、仕方ないのでそのまま家に連れて帰りました。
お家を探すにしても里親さんを探すにしても、とにかく暫くは外生活をしていたであろうそのわんこ。
当然、色々なモノが体中にひっついているわけでして。

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まぁ、蚤はいるだろうなぁ、と。
お腹の中にも何かしら居るだろうし。
ひとまずお風呂に入れて汚れと蚤だけでも落とすか、と。
予想通り、お湯がなかなか綺麗になりません 笑
それでもなんとか汚れも落ちて、ご飯も食べさせてヒトゴコチついて、その日は就寝。

次の日、迷子ですよポスターを作ったり様子見をしたりして、また夜になり。
自分の部屋の中でこのわんこが入っていたケージの前に玉砂利のような物体が落ちているのを発見。
なんじゃ?と思ってヒョイとつまんでみたら……玉砂利に足がついててウゴウゴしているではないですか!怯


えぇ、そうです、吸血してお腹パンパンになって落ちていた マダニ でした……



マダニという存在は、ケーブルテレビの動物専門チャンネルで見て知ってはいたんです。
でも、それは自分とは遠い世界の話だろう、と思っていたのですよ……
それがまさか目の前の可愛いわんこに寄生していたとは……!

それから大慌てでまたお風呂に入れましたですよ。
テレビでやっていた、マダニが寄生しやすい皮膚が柔らかい場所を全チェックして、もう本当に血の気が引きました……
両耳の内側の縁にまだ2ミリくらいのマダニが、びっしり…………!
足の裏、肉球の間にも…………!
脇のしたも…………!

吸血中の奴らは、皮膚に食い込ませた口をセメントのようなもので固めているため、引っ張って取り除くのはご法度。
犬に限らず、猫でも人間でも、マダニに吸血されていたら、出来ることならすぐに病院に行って処置してもらうのがベストではあるのですが……。

不幸にもこの日は日曜日。
病院は閉まっているし、自分でどうにかするしかない……

テレビの獣医さんは、マダニ1匹1匹に薬品をつけて窒息させて対象動物の皮膚から口を外させて、ピンセットで慎重に除去していたんですね。
が、うちにはそんな薬なんてない……
仕方がないので、ペット用のシャンプーの原液をマダニにこれでもか!とぶっかけて窒息させて口を外させ、奴らを1匹1匹、ゆっくり慎重に自分の親指と人差し指の爪をピンセットのようにして取り除いていきましたよ……!
ものっそ疲れました…………今思い出しても、疲労感が……ははは。

あ、ちなみに、奴らを窒息させるには、酢を使っても良いそうな。
まぁでも病院に行けるようなら、躊躇わずに病院に行って処置して頂いてくださいね。

そして、数週間は体調の変化に御留意されてください。
人間の場合、咬まれてから6日から2週間程度の潜伏期間を経て主に

☆原因不明の発熱
☆消化器症状(食欲低下・嘔気・嘔吐・下痢・腹痛)が出ることがあります。

時に、
☆頭痛
☆筋肉痛
☆神経症状(意識障害・けいれん・昏睡)
☆リンパ節腫脹
☆呼吸器症状(咳など)
☆出血症状(紫斑・下血)を起こすことも。

吸血されたのが人間よりも体の小さな動物の場合、貧血を起こすことも。
自分が保護した子は、かなりひどい貧血でした……


で、マダニが媒介する感染症ですが。
人畜共通のものもあります。


★重症熱性血小板減少症候群SFTS
  ・人の症状→6~2週間の潜伏期間の後、発熱、消化器症状(食欲低下・嘔気・嘔吐・下痢・腹痛)が多くみられる。頭痛、筋肉痛、意識障害や失語などの神経症状、リンパ節腫脹、皮下出血や下血などの出血症状などもみられる。


★バベシア症(人に感染するバベシア種と犬に感染するバベシア種は違います)
  ・人の症状→発熱や頭痛、筋肉痛、貧血など
  ・犬の症状→貧血、発熱、黄疸、元気消失など。重篤な場合は多臓器不全が起こり処置が遅ければ急死することも。


★日本紅斑熱
  ・人の症状→初期症状はかゆみの無い発疹(紅斑)や発熱、倦怠感など。早い段階で病院に受診して処置すれば問題ないが放置すると最終的には高熱を発して倒れてしまうことも。マダニに咬まれた箇所が赤く腫れることがあります。
  ・犬の症状→無症状(現時点で症状をあらわすのかどうか、明らかになっていないようです)


★Q熱(人獣共通感染症)
  ・人の症状→急性の場合インフルエンザに似た高熱や頭痛、悪寒、筋肉痛、全身の倦怠感や呼吸器症状、肺炎や肝炎の症状を呈する。回復した後に慢性疲労症候群に類似した症状を呈することがあり、子どもが発症した場合引きこもり等と勘違いされることも。また、6ヶ月以上にわたる感染がみられる慢性の場合、急性のものと比べ症状が重い。慢性肝炎、骨髄炎、心内膜炎をおこすことがあります。
  ・犬の症状→ほとんどが無症状で感染に気付かないことが多々あります。ただメス犬の場合ごくまれに流産や死産、不妊症が認められます。


★ライム病(人獣共通感染症)
  ・人の症状→数日から数週間の潜伏期間のあと特徴的な赤い丘疹(咬まれた部分を中心とした遊走性紅斑)や発熱、リンパ節腫脹、関節痛など。慢性期には慢性萎縮性肢端皮膚炎や慢性関節炎などがみられます。
  ・犬の症状→症状が出ることは稀。急性症状として、元気消失、食欲不振、跛行や起立不能、発熱がみられることがあります。


★エールリヒア症(エーリキア症)犬に寄生する病原体は人には感染しません
  ・人の症状→発熱、悪寒、頭痛、倦怠をともなう突然の発症。通常、ダニに咬まれてから12日後に始まる。また、腹痛や嘔吐と下痢、播種性血管内凝固症候群、痙攣、昏睡が生じることがある。
  ・犬の症状→8~20日間の潜伏期間の後、急性期には間欠熱、リンパ節腫脹、脾腫、肝腫大、鼻出血、鼻汁、流涙、食欲不振、元気消失、貧血、体重減少などの症状を呈する。慢性期には網膜出血、前眼房出血、前または後ブドウ膜炎、発熱、再生不良性貧血などの症状を呈することが。




他にもまだあるようですが、正直しばてん。の頭がこれ以上考えるのを嫌がり出しました……笑

奴らの姿を確認したり、もっと詳しく知りたい!という方は、こちら や、こちら などご覧になってくださいませ。



と、とにかく、登山やハイキングをする場合もですが、
近所の公園や庭、畑などの草地に入る場合は
なるべく肌の露出を控え、奴らが嫌がる虫除けを使用するなどして身を守りましょう!
それこそすぐそこの草むらにも奴らは潜んでいます……orz

そうそう、毎日の犬の散歩の時に、
ニームやヒバオイルなどのアロマオイルを使った虫除けアロマを、
うちのわんこと一緒に自分にもふりかけて虫除けしてます♪
薬を使わずに出来る虫除けなので、
小さな御子さんやわんこたちにも安心して使えるので良いですよ。
市販のものから家で作るものまで色々ありますので、
今度はそのことについて書いてみようかな、と思いながら今日はさようなら~

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